
行灯 こもれび

- フロア-スタンド 揺羅木 (ゆらぎ)
第12回 日本伝統工芸士会作品展 奨励賞受賞作品
平箔の代表的なものとして、一般的に引箔・模様箔・柄箔と称されるものがあります。金銀箔を目止めした和紙に押上げて細く裁断し、糸に撚らずに平箔のまま 織物に織り込む技法は西陣古来のものです。
金銀糸を含むすべての緯糸は経糸の間を通して織り上げるのですが、平箔の場合は扁平で表裏があるため、一本ずつヘラに引っ掛け、引っぱることにより経糸 の間を通します。ここから”引箔”の呼び名が生まれました。

これが明治末ごろから、切り箔や砂子箔を散らして次第にデザイン化され、大正期以後は漆やラッカーなど着色塗料を用いて、和紙に直接彩色した図柄を描く ようになりました。模様箔・柄箔はここからの呼び名です。
模様箔がいつごろから始まったのか、これも不明ですが明治の後期からではないかと思われます。模様箔は、特に刺繡帯地の地模様として多く利用されまし た。
模様箔のサンプル
裁断された状態の模様箔